出会い・出来事

一浩 韓国へ2013

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11月26日から29日まで、一浩が、東近江市国際交流使節団として、文化交流都市である大韓民国統營市へ行って来ました。
朝鮮半島南部にある、古い歴史と海の幸に恵まれたまちです。近年、観光に力を入れているとの事で、活気が感じられました。

私は、韓国には以前から色々なご縁を感じるところがありました。
2004年、庁舎前に設置した八日市市の市制50周年モニュメントの陶板に国際交流都市からのお祝いメッセージを焼付けたのですが、この時に始めて文化交流都市として統營市の存在を知りました。

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2009年には父が東近江市文化交流使節団として統營市を訪問し、その際に、文化院長の金安永さんとの日韓合同展を開催していただき、たいへんお世話になりました。
反対に2010年の統營市からの東近江市訪問の時には、使節団の皆さんが窯元で陶芸体験をする日があり、私も陶芸の指導をしながら少し交流する事が出来ました。
そして私が陶芸に携わる者として何とも不思議な縁を感じるのは、昔、陶芸を始め様々な技術を日本に伝承した渡来人が、百済滅亡の際に、東近江地域に大規模な移住をしていた事、そして日本の陶芸技術の進歩につながった豊臣秀吉の文禄・慶長の役の戦場こそがこの統營の海であった事です。
つまり、日本の陶芸を語るには朝鮮は無くてはならない存在であり、その歴史の舞台の中に、東近江市と統營市が登場しているのです。

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統營文化院での歓迎セレモニーで、市長・文化院長への土産として、私の作品を私が手渡す場面をいただいたので、私が今まで感じて来たこの様々なご縁の事を、通訳の方を通してではありますが、感謝のメッセージとしてお伝えすることが出来ました。

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また、今回の韓国訪問の中で私には一つ大切な仕事がありました。
それは、日本から持って来たある特別な壺を、陶芸家で韓國藝術文化名人(日本で言う国定無形文化財)の李桂安さんに手渡す事にでした。李桂安さんは2010年に統營市からの使節団として東近江市を訪問しています。
その際、私の工房でロクロの実演をし、数個の壺を成形して行かれました。その一つに父が布引焼独自の絵付けをして焼成した物を持参したのでした。
言わば日韓合作の作品であり、友好のシンボルになれば嬉しいと言う願いを込めてお渡ししました。李桂安さんが日本語で「たいへん意味があります!」と言っていただいたので、気持ちは通じたと、嬉しく思いました。
立派な工房やのぼり窯、ギャラリー等をじっくりと見学させていただきましたが、李桂安さん独自の特殊な物はあるものの、設備は日本で我々が使用している物とほとんど同じ内容で、改めて、陶芸の技術が朝鮮から伝わった事を実感致しました。

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もちろん、他にも今回の訪問では、様々な事を気付かされました。
中でも最も印象的だったのは、統營市には様々な観光名所があり、特に多くの歴史史跡や文化財が残してありますが、それを博物館や記念館によって歴史とうまく連動させながら展示してある事でした。
どれも見ごたえのあるものばかりですし、何よりそれが地域の誇りに繋がっている所が素晴らしいと思いました。
観光によるまちづくりは、対外向けの効果だけでなく、体内的な効果もあるのだなと思いました。
東近江市にも、統營市に負けないくらい多くの歴史資産があると言われています。それらを文化的な観光と言う視点を持って上手くプロデュース出来れば、まだまだ活性化の可能性が充分にあると改めて感じました。
お互いに高めあう事の出来るパートナーとして、これからもこの交流がますます活発になる事を願います。

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